「アクションオブジェクト」の版間の差分
提供: GeoGebra Manual
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==入力ボックス== | ==入力ボックス== | ||
− | + | 入力ボックスは[[スクリプティング|スクリプト]]のテキスト入力として機能する.スクリプトは,入力ボックス内のテキストを変更し,{{KeyCode|Enter}}を押すか,入力ボックスから離れることで起動する,挿入された値には, %0 変数を使用してアクセスできる. | |
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− | + | 入力ボックスに自由オブジェクトの値を変更させたい場合(または依存オブジェクトを再定義したい場合),そのオブジェクトをリンクとして定義することができる.そうすれば,スクリプトを挿入する必要はない.<br> | |
− | + | 入力ボックスは,[[入力ボックスを挿入_ツール]]または[[InputBox コマンド]]を使用して作成することができる. | |
==ボタン== | ==ボタン== | ||
− | + | ボタンは,クリックされることによってスクリプトをトリガーするためのものである.スクリプトは他のオブジェクト([[画像の挿入_ツール|画像]]など)をクリックしてもトリガーできるが,ボタンを使用すると,ワークシートがより直感的になる..<br> | |
− | + | ボタンは[[File:Mode buttonaction.svg|link=|22px]] [[ボタン_ツール]]または[[Button コマンド]]で作成できる. | |
==ドロップダウンリスト== | ==ドロップダウンリスト== | ||
− | + | ドロップダウンリストでリストの内容を表示したい場合は: | |
− | * | + | * [[File:Menu view graphics.svg|link=|16px]] [[グラフィックスビュー]]の場合:リストの[[File:Menu-options.svg|link=|18px]] [[プロパティダイアログ]] の ''基本'' タブにある ''ドロップダウンリストとして表示'' にチェックを入れる. |
− | * | + | * [[File:Menu view spreadsheet.svg|link=|16px]] [[表計算ビュー]]の場合: スプレッドシートにリストを入力し,[[File:Menu view spreadsheet.svg|link=|16px]] ''スプレッドシートオプション'' の ''ボタンとチェックボックスを使用する'' をチェックする. |
− | + | ドロップダウンリストの選択された要素は,[[SelectedIndex コマンド|SelectedIndex ]]コマンドと[[SelectedElement コマンド|SelectedElement ]]コマンドを使って取得することもできる. | |
− | {{example| | + | {{example| 3つの関数<code>x+1</code>, <code>x^2</code>, <code>sqrt(x)</code>でドロップダウンリストを作成する,まず入力バーに<code>L={x+1, x^2,sqrt(x)}</code>と入力してリストを作る.次に,''数式ビュー'' でリスト ''L'' を右クリックし,''オブジェクトのプロパティ...'' を選択する.表示されたダイアログウィンドウの ''基本'' タブにある ''ドロップダウンリストとして表示'' にチェックを入れる.ドロップダウンリストを説明するキャプションを入力することもできる.現在選択されている関数を ''グラフィックスビュー'' にプロットするには,入力バーに<code>SelectedElement(L)</code> と入力する.}} |
− | <code>L={x+1, x^2,sqrt(x)}</code> |
2024年4月14日 (日) 09:57時点における最新版
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GeoGebra オブジェクト
スクリプトを使ったインタラクティブなワークシートには,アクションオブジェクトが便利である.
それには4つのタイプがある:
チェックボックス
チェックボックスは,真偽値のグラフィカルな表現である.詳細は 表示/非表示のチェックボックス_ツールを参照.チェックボックスは前述のツールまたはCheckbox コマンドを使って作成できる.
入力ボックス
入力ボックスはスクリプトのテキスト入力として機能する.スクリプトは,入力ボックス内のテキストを変更し,Enterを押すか,入力ボックスから離れることで起動する,挿入された値には, %0 変数を使用してアクセスできる.
例: 入力ボックスの クリックして スクリプトに
a=a+%0
を指定すると,数値 a が入力された値だけ増加する.ただし, a が自由の場合のみ動作する.入力ボックスに自由オブジェクトの値を変更させたい場合(または依存オブジェクトを再定義したい場合),そのオブジェクトをリンクとして定義することができる.そうすれば,スクリプトを挿入する必要はない.
入力ボックスは,入力ボックスを挿入_ツールまたはInputBox コマンドを使用して作成することができる.
ボタン
ボタンは,クリックされることによってスクリプトをトリガーするためのものである.スクリプトは他のオブジェクト(画像など)をクリックしてもトリガーできるが,ボタンを使用すると,ワークシートがより直感的になる..
ボタンは ボタン_ツールまたはButton コマンドで作成できる.
ドロップダウンリスト
ドロップダウンリストでリストの内容を表示したい場合は:
- グラフィックスビューの場合:リストの プロパティダイアログ の 基本 タブにある ドロップダウンリストとして表示 にチェックを入れる.
- 表計算ビューの場合: スプレッドシートにリストを入力し, スプレッドシートオプション の ボタンとチェックボックスを使用する をチェックする.
ドロップダウンリストの選択された要素は,SelectedIndex コマンドとSelectedElement コマンドを使って取得することもできる.
例: 3つの関数
x+1
, x^2
, sqrt(x)
でドロップダウンリストを作成する,まず入力バーにL={x+1, x^2,sqrt(x)}
と入力してリストを作る.次に,数式ビュー でリスト L を右クリックし,オブジェクトのプロパティ... を選択する.表示されたダイアログウィンドウの 基本 タブにある ドロップダウンリストとして表示 にチェックを入れる.ドロップダウンリストを説明するキャプションを入力することもできる.現在選択されている関数を グラフィックスビュー にプロットするには,入力バーにSelectedElement(L)
と入力する.