NSolutions コマンド
提供: GeoGebra Manual
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このコマンドは CAS View でのみ利用できます。.
CAS での書式
以下のコマンドは CASビューでのみ使用できる.
- NSolutions( <方程式> )
- 主変数の方程式の解を(数値的に)求めようとする.多項式以外の場合は,常に開始値を指定する必要がある(下記参照).
- 例:
NSolutions(x^6 - 2x + 1 = 0)
出力: {0.51, 1} または {0.508660391642, 1} (小数点以下の桁数は,全体設定の丸めで選択された桁数によって決まる.) - NSolutions( <方程式>, <変数> )
- 指定された変数の方程式の解を(数値的に)求めようとする.多項式以外の場合は,常に開始値を指定する必要がある(下記参照).
- 例:
NSolutions(a^4 + 34a^3 = 34, a)
出力: {a = -34.00086498588374, a = 0.9904738885574178}. - NSolutions( <方程式>, <変数 = 開始値> )
- 与えられた未知変数の開始値を用いて,指定された方程式の解のリストを数値的に求めようとする.
- 例:
NSolutions(cos(x) = x, x = 0)
出力:リスト {0.74}NSolutions(a^4 + 34a^3 = 34, a = 3)
出力:リスト {0.99}.
- NSolutions( <方程式のリスト>, <変数のリスト> )
- 指定された未知変数に対して,連立方程式の解を(数値的に)求めようとする.
- 例:
NSolutions({pi / x = cos(x - 2y), 2 y - pi = sin(x)}, {x = 3, y = 1.5})
出力:リスト {3.14, 1.57}
メモ:
- a=3 や {x = 3, y = 1.5} のように開始点を与えなければ,数値アルゴリズムは解を見つけるのが難しいかもしれない(開始点を与えても解が見つかる保証はない).
- 小数点以下の桁数は,全体設定の丸めで選択された桁数に依存する.
- x 軸に漸近する関数の場合,NSolutions はうまく動作しない.ただし,多くの場合,関数を別の形に変形することで解決が可能である.
- NSolutionsは,関数が連続である場合にのみ機能する.
- こちらも参照: Solutions コマンド, NSolve コマンド.