LocusEquation コマンド

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LocusEquation( <軌跡> )
軌跡の方程式を計算し,それを陰関数の曲線としてプロットする.
LocusEquation( <軌跡の点Q>, <点P>)
動点 P に応じた点 Q の描く軌跡の方程式を計算し,陰関数の曲線としてプロットする.
例:
軌跡としての放物線を構築てみよう:自由点 AB を作成し,それらを通る直線 d を引く(これが放物線の準線になる).焦点となる自由点 F を作成する.次に,直線 d 上に移動点 P を作成し,P を通って d に垂直な直線 p を引く.また,線分 FP の垂直二等分線として直線 b を引く.最後に,直線 pb の交点として,軌跡を描く点 Q を作成する.LocusEquation(Q,P)を用いると,軌跡の正確な方程式を見つけてプロットすることができる.
LocusEquation( <論理条件>, <自由点> )
論理条件を満たす自由点の軌跡を計算する.
例: 自由点 A, B, C に対するLocusEquation(AreCollinear(A, B, C), A)A, B, C が同一直線上になる,すなわち BC を通る直線上の A の位置の集合を計算する.
Notes:
  • 軌跡は点から作成される必要がある(スライダーからではない).
  • 点,直線,円,円錐曲線などに限定した図形のみ適応可能.(半直線や線分は(無限の)直線として扱われる.)
  • 軌跡が複雑すぎる場合は '未定義' を返す.
  • 軌跡が存在しない場合,陰関数は空集合であり,その方程式は 0 = 1 となる.
  • 軌跡が平面全体であれば,陰関数は方程式0=0となる.
  • 計算はグレブナー基底を用いて行われるため,元の軌跡には存在しなかった曲線の余分な枝が現れることがある.
  • 詳しい情報と例は geogebra.org陰関数の軌跡の例集(英語)もある.
  • こちらも参照: Locus コマンドと GeoGebra Automated Reasoning Tools: A Tutorial(英語).
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